飯山一郎の『チャートで明日を読む!』



   めぐみさんの遺骨.日本の分析は出鱈目だった.

2007年10月24日のNYダウの分足チャート 2007年10月24日のNASDAQの分足チャート
(2007年10月24日,NYダウとNASDAQの分足チャート)
   「角栄の娘」と「福田赳夫の息子」の直接対決.   
   この注目の2代目対決は,真紀子の冗長なイヤミ節  
  が多少の笑いをとっただけで,両者,いい所なし!
   (彼女は,街頭で大衆相手のアドリブ漫談=人寄せ  
  パンダのほうが,はるかに迫力がある.)
   
   拉致問題に関する真紀子の質問に,福田総理は,
  「私もいい年だから覚えていない」と答弁した.
   これは,拉致問題は福田内閣では解決できない!
  と宣言しているようなものだ.
  
   実際に,福田老人内閣では到底解決できない深刻な
  問題がある.
   「横田めぐみさんの遺骨の問題」だ.
   
   2004年末.
   日本政府は北朝鮮が横田めぐみさんの遺骨だとして
  提出した焼却済みの遺骨を警察庁の科学警察研究所に
  DNAを分析させた.
   しかし,このDNA鑑定は失敗した.
   そこで日本政府は帝京大学医学部法医学教室に鑑定
  を依頼した.帝京大学の研究チームは,めぐみさんの
  遺骨ではないと鑑定した.
   これを受け,日本政府は,北朝鮮が提出した遺骨は
  横田めぐみさんの遺骨ではなかった,との公式発表を
  行った.
    
   これに異論を唱えたのが,イギリスの科学専門誌の
  『ネイチャー』だった.
   同誌によれば,鑑定チームの一員,帝京大学の吉井
  (ヨシイトミオ)講師が,
   「別人の遺骨とは断言はできない」
  とインタビューに答えて述べたという.
   吉井講師の発言は世界の科学者の定説だ.
   つまり,「一度埋葬された遺骨は土の中の微生物が
  DNAを吸収してしまっており,そもそも誰の遺骨か
  をDNA鑑定で決定することは不可能である」という
  ことなのだ.
   まして,何百度もの高温で焼却処理された遺骨には
  DNAなど残存しようがない.
   
   ようするに,日本政府の公式発表は出鱈目だった!
  と,今,世界が認識しているということ.知らないの
  は日本国民だけ,ということ.…寄らしめず,知らし
  めない政府とマスコミの責任は,まことに大きい.
   
   その後,「ネイチャー」は吉井講師に対し再度イン
  タビューを試みようとしたが,日本政府は吉田講師を
  警視庁科学捜査研究所長に登用し,メディアの取材は
  警察庁長の承認が必要として取材封鎖を行っていると
  いう.
   
   日本政府は悪質な情報隠蔽工作までしているのだ.
   これでは,世界は,絶対に,日本の味方にならない.
   真の悪は,金正日の北朝鮮だ!というのに….
   
          (2007/10/14)   飯山一郎
PS 表題をクリックすると,英文ですが,資料が見られます.



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