2007年10月19日，米国の株価が暴落した．
　　　1987年10月19日のブラックマンデーと同じ日だ．　
　　　
　　　ブラックマンデーと今回の下落を比較すると…，
　　ブラックマンデーの下落率は２０％強．そのうえ
　　ストップ安で値がつかない銘柄が多かった．
　　　
　　　今回の下落率は２％強．
　　　これはブラックマンデーの１０分の１だ．
　　　たいした下落ではない．　
　　　チャートを見ても『一目均衡表の雲の上』での
　　調整的な下落で，むしろ買い場！という感じだ．
　　　
　　　しかしマスコミは，
　　「ブラックマンデーの再来か！」
　　と不安をあおっている．
　　　ＮＹの弱気筋は，またもやサブプライム問題を
　　もちだし，週末は大量に売りまくった．
　　　これに反応し，シカゴＶＩＸ指数(不安指数)も
　　大きく上昇している．
　　　日本のＮＨＫも，
　　「今回の株価下落にＧ７は具体策示せなかった」
　　と週明けの株価波乱を予測している．
　　　
　　　世の中，弱気一色になっている感じだ．
　　　
　　　こんなときは…，
　　　「野も山も，皆一面に弱気なら，
　　　　　　　　　阿呆になって米を買うべし」
　　　の格言にそって行動するのも面白い！　と思う．
　　　
　　　しかし，同時に,「三日待つべし！」の格言も
　　忘れてはならないだろう．
　　
　　　　　(2007/10/14)　済州島にて　飯山一郎