5日,米財務省はファニーメイとフレディマックの株式を政府の公的資金で買い上げ,公的管理下で業務の継続を図ることを示唆した. これが好感され,週明けのマーケットは多少の戻りを見せるだろう. しかし…, (1)住宅公社2社の株式買い上げは,2社合計5百数十兆円の債務保証を 米国政府が背負い込むことになる.この致命的な危険性. (2)先週末,某巨大銀行を救済するため大慌てで公的資金の導入を決めた 財務省とFRBの徹夜の作業が示唆する金融危機の深さ. 以上をマーケットが真に理解したとき,株価は大きく下落していくだろう. なお,先週は,マケイン氏の息子が関与の米地銀(ネバダ州のシルバー・ステート・バンク)が破綻している. さらに,リーマン傘下の資源・エネルギー特化型のヘッジファンド「オスプレー」(資産規模40億ドル.投資規模160億ドル)が破綻している. ま,このくらいで済んでいるから,今は,まだいい. 「恐怖の倒産ラッシュ」は,これからである.とにかく,株を買うのは厳禁だ. 2008/09/07 飯山一郎 . |
いかに永く生きたかではなく いかに良く生きたかが問題だ.(セネカ)
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