先週末,シティグループが公的管理化に置かれた.これは事実上の破綻である. …が,正直,私は安心した. Chapter11(連邦倒産法第11章)による破綻の大混乱が避けられたからである…. 私事で恐縮だが,実は,シティは私のメインバンクなのだ. 昔…,私のメインバンクは足利銀行だった. ところが,足利銀行は無残にもツブされてしまった. 足利銀行の倒産で,栃木県の経済はガタガタになってしまった. 県都・宇都宮の商店街はシャッター街になり,東京の奥座敷・鬼怒川温泉は,伝統ある名門の温泉ホテルが資金繰りに窮して連続倒産の暴風雨. 栃木県や宇都宮市は特別予算を組んで足利銀行の株を買い,栃木県中の中小企業も有り金を叩いて足利銀行の株を買い,もちろん私も足利銀行の株をグループ全体で7千万円も買い,“栃木県のメインバンク” 足利銀行を支えようとした. 県民総あげのPKO作戦,連日県民総出の永田町・霞ヶ関陳情も空しく,結局…, 足利銀行は情け容赦なくツブされてしまった.ツブしたのは竹中平蔵である. 足利銀行の倒産で株券は紙切れ. 「竹中平蔵は栃木県民の敵!」 と,今に至るも栃木県民の恨みは消えない. (なお私自身は,株価チャートを毎日凝視していたので,倒産前の噴き上がり局面で売り逃げた.数人の親戚・友人も私の言うとおりに逃げた. それから,足利銀行の倒産前,大量のカラ売りが出ていた.あの膨大なカラ売りは,足利銀行の倒産は既定! と知った者共の仕業だ.タケナカ一派も絶対にやっていたと思う.そう私は信じている.タケナカの凄まじいまでの悪行は 山崎行太郎の報告 を読んでほしい.) 昨年…,私がシティに預けたカネの大半は,昨年のうちに他銀行に移した. 韓国のシティバンクに預けたカネ.これが人間関係のほか,ウォン安のため未処理.この韓国の預金は心配だった…. 話を本題に戻す. シティの公的管理決定で,私が安心したのは…, 3月初旬の大暴落が避けられたことだ. これで,逆に,NYダウは少し戻すかも知れない…,と私は思ったのだ. これは,“戻り局面での売り増しチャンス” が増える! と思うスケベ心だ. しかし,チャートを見ると…, NYダウの日足には,「下位の三羽ガラス」という暴落暗示の不吉な線形が示現し,チャート形は先週よりも悪化している. NYダウの週足は,「長期保合の下放れは暴落する!」 …という法則による暴落が,すでに進行中である. この局面,“暴落歓迎!” という 「ふてぶてしさとしたたかさ」で,私は,楽しむつもりである. . とにかく今後も,株は暴落する! …下のチャートで確かめてほしい. . 2009/03/02 飯山一郎 |
いかに永く生きたかではなく いかに良く生きたかが問題だ.(セネカ)
☆GRNBA☆