更新日2004.01.09
<展示場 ガイド> 放牧場は沢に向かってなだらかな傾斜地で、杉林も3分の1ほど残し電気柵で囲んだ簡単なもの。敷料として、近くの製材所の裁断バークとプレカット工場のカンナクズを入手。発酵菌を散布して全面約50cmほど敷設、発酵床とした。 肝心の豚さんたちのエサは、食堂や給食残渣、食品加工場残渣など、比較的簡単に引き取り(有償)契約となる。分別にも協力的で、環境意識の高揚が身近に実感できる時勢である。豚たちの成長に合わせ、追加収集調整もラク。 エサの購入費はなく、糞尿もオガクズが吸着・発酵分解して処理不要。悪臭発生がないのがシステムの特徴で、問題はなく、スムーズに運営中。 クスリや農薬付けの濃厚飼料ではなく、のびのびストレスのない環境で育った、健康な豚肉の出荷が待ち遠しい。 「百聞は一見にしかず!」 です。ぜひ、放牧場へどうぞ。 |
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●現状の養豚法の問題点 現状の養豚は、さながら巨大動物工場のような施設での飼育法がほとんどです。 周辺住民からは、悪臭や汚水を撒き散らす迷惑施設として毛嫌いされています。 既存の飼育エサは、遺伝子組替えの輸入穀物が主体で、おまけにポストハーベスト農薬漬け。さらには、抗生物質やホルモン剤がたっぷり添加されています。 豚舎内は狭く有害臭の充満した生育環境で、ストレスで不健康そのものです。 出荷豚の内臓の70%は病気におかされ、さらに驚くべきことに、その実に70%は全廃棄されています。 肉質もさることながら、それを口にする消費者の健康も害しているのが実態です。 |
●自然養豚法を普及・推進の意義 無臭養豚場は、現状の飼育法とは発想が根本的に異なります。 敷料はオガクズやバーク。ここに糞尿が吸着され、悪臭発生なし! おまけに糞尿処理は不要です。 エサ残渣や糞尿はチップ材の中で発酵・分解されるので、環境保全も万全です。 豚たちは、たっぷり動き回れる自然放牧場でのびのび育ちます。 本来は焼却や埋立てされる厄介物の生ゴミ類。これを飼料とするのは理想の活用法です。環境意識の高揚で、排出事業者も分別収集には協力的で、時流を感じます。 ここから出荷される豚肉の質は、健康で安全を保証できます。 今後、県内各地にこの自然養豚法に賛同する仲間の輪を広げてまいります。 |
●豚さんたちのエサを お引取りします! |
《収集対象店舗・業種》 1.ホテル・旅館などの厨房残渣 1.八百屋・食品加工所・惣菜店などの野菜クズ 1.スーパーなど 賞味期限切れ食品 1.社員食堂・学校 厨房、給食残渣/その他 1.敷料として/古畳・落葉・剪定枝葉・モミガラなど |
「自然養豚法」普及の仲間を募ります 儲かる養豚経営は、いかにエサの出費を少なくするか。 また、糞尿の処理費用を抑制し、いかに悪臭を発生させない かがポイント。 これらの問題を完全にクリアーできるのが「自然養豚法」です。 環境保全への貢献と、高品質の肉生産が同時に実現します。 |
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