グルンバエンジン・システム【グルンバエンジン・システム】

右側の処理タンクに実験サンプル(汚水や汚泥)を投入後、 左側のグルンバエンジンを始動させる。
グルンバエンジンと処理タンク間を、実験サンプル水が吸入 と排出を激しく繰り返す。
  排水処理施設の「原水」上澄水を処理タンクに投入
【排水施設の「原水上澄水」を
 処理タンクに投入】

今回は約350リットルを処理タンクに投入後、グルンバを稼動。
(ちなみに、原水上澄水100に対して沈降物は約2.5=2.5%)

【グルンバエンジン・システム稼働中】

原水に含まれる洗剤が反応し、稼働後5分ほどで泡が大発生する。原水の白濁は、洗剤成分と澱粉の溶融が原因か!?。
この泡にSS分がからまり浮上してくる。泡をかきだす工夫をすれば、効果的な前処理法の確立も可能であるが…。

グルンバエンジン・システム稼働中
グルンバ稼働中
「写真上」グルンバ稼働中の状態
「写真下」グルンバ停止の状態

サンプル原水のグルンバ稼動時間は40分。
処理水はサラサラになり、沈殿物は超微粒子に激変した。
グルンバ停止

 返送汚泥水のグルンバ処理=24時間後の変化の様子
【返送汚泥水のグルンバ処理=
 24時間後の変化の様子】


実験日(2月1日)
(左から)原水→30分後→1時間後→1.5時間後→2時間後
※観察結果:時間の経過とともに上澄水のクリア感が増加
グルンバ処理2時間後のサンプル水に各種有用菌を添加
【グルンバ処理2時間後のサンプル水に
 各種有用菌を添加】


(写真右から)
光合成菌(緑色菌)/光合成菌(紅色菌)/発酵菌
※観察結果:いずれも汚泥が減量し、臭気は認められず。

返送汚泥水のろ過実験

【返送汚泥水のろ過実験】

汚泥粒子が粗く、捕獲が容易である
透水フィルターによる汚泥のろ過実験
【透水フィルターによる汚泥のろ過実験】
無処理の汚泥水は透水フィルターで簡単に捕獲可。しかし、グルンバ処理した汚泥は、フィルターを完全通過し、捕獲できない。
グルンバ処理なら、汚泥が微粒子にまで破壊・粉砕されるからである。
グルンバ処理液のジーラ材層ろ過実験 グルンバ処理液の
 ジーラ剤層通過(ろ過)の実験】


超微粒子化された汚泥も捕獲できる。
さらに時間の経過で、微細汚泥は消滅する。

『せせらぎプール』装置の消滅原理である。
(円柱にジーラ剤を充填した簡易ろ過装置)

   汚泥水のグルンバ排水処理水は、光合成菌を培養する栄養助剤にできる
【汚泥水のグルンバ排水処理水は、
 光合成菌を培養する栄養助剤になる】

超微細粒子に激変した汚泥水には、各種栄養素やビタミン、ミネラル分などが含有。
光合成種菌に、処理液と微量栄養剤を添加するだけで、光合成菌の培養が短時間で現実。
左:15時間後(紅色非硫黄細菌)
右:15時間後(緑色菌も排水浄化力は強い)
 アラゴナイト(貝化石粉末)による沈降分離効果の実験
【アラゴナイト(貝化石粉末)による
 沈降分離効果の実験】

汚泥水は、グルンバ処理により超微粒化した。この液をアラゴナイトを少々混合し撹拌すれば、鮮やかな沈降分離ができる。
汚泥も、天然の凝集材を用いるだけで、圃場還元できる優れた農業資材や飼料に活用できる。
※ただし、現状ではコストが割高になる。

実験レポート&ご提案

inserted by FC2 system