金王朝も、強権と軍事力による過酷な独裁体制が機能している間は持ち
こたえてきたが、いざ崩壊するとなると、ルーマニアのチャウシェスクのよう
に、あるいはフィリピンのマルコス体制のように、怒り狂った国民の暴動が
発生すると手も足も出ず、一瞬で崩壊! する。
どうやら今、そういう事態が迫っているようである。
我々も今回こそは北朝鮮の最悪事態を覚悟しなくてはなるまい。
実際のところ…、
北朝鮮の現実は、米・日・韓のメディアの報道の逆である。
北朝鮮は、過去60年に及ぶ西側諸国からの徹底した経済制裁と、厳しい
軍事的挑発と、レッドパージを受けながらも、一国だけで国防と経済建設
を進めてきた。
もしも、日本や韓国のように国防は米国に任せ、経済制裁もなく経済活動
に専念してきたならば、世界一豊富な地下資源を持つ北朝鮮は日韓と肩
をならべるような経済大国になっていたはずだ。
いま、北朝鮮は、戦時体制下にありながら、その独特の自主独立路線が
なんとか軌道に乗ったようである。
軍事面でも北朝鮮は、半世紀にも及ぶ米国の反共敵視政策に耐えぬき、
核もミサイルも潜水艦も独特・独自の反撃力を装備した。
経済面でも、米国の経済封鎖・金融封鎖に耐え、中露との経済開発路線
が動き始めた。
ゴチャゴチャ議論するよりも…
その国の活性度・可能性は、その国の女性の表情を見れば分かる。